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銀座料理飲食業組合連合会による「2012美味しい銀座の9DAYS」結果報告書

 当連合会では平成24年10月27日(土)より11月4日(日)までの9日間、“銀座は、安全でおいしい国産野菜・果物を応援しています”をメインテーマに「美味しい銀座の9DAYS」を開催しました。
具体的には、国産農産物100円チャリティー頒布会の開催、参加店舗によるハッピープレゼントの実施、同じく参加店舗においてこだわり食材や原材料の産地表示、オリジナルサービスなどを通じて、国産農産物の安全性や美味しさを消費者にアピールいたしました。以下、ご報告いたします。

◆催事開催にあたって

“安全で美味しい国産農産物のPR”をテーマにしていることから、この催事に協力いただいている地域の優良な国産農水産物を会員店舗に紹介し、食材として取り入れる試みとして、会員店舗を対象に「美味しい銀座の9DAYS」説明会と各自治体及びJA関係者による国産食材のプレゼンテーションを、9月4日(火)「銀座スターホール」において開催しました。

参加者は約40名。食材の紹介は、今回のチャリティー頒布会に農産物を提供して下さる、北海道のJAきたみらい、埼玉県のJA南彩、高知県、沖縄県、山形県、広島県、茨城県、大分県、熊本県、群馬県、岩手県とすべての団体から、各々の地域の特性と食材を紹介いただきました。参加者は、それぞれを食材に生かそうと熱心に興味深く聞き入っていました。

1.国産農産物の100円チャリティー頒布会

10月27日(土)15時からは、恒例となりましたオープニングを飾るイベント「国産農産物100円チャリティー頒布会」を行いました。今回も「西銀座デパート」の協力により、メイン会場を、数寄屋橋公園内の宝くじ売場前から西銀座イベントスペースまで広げました。

昨年に引き続き、銀座エリア内にあるアンテナショップ「まるごと高知」、「銀座わしたショップ」、「おいしい山形プラザ」、「おおいた情報館」、「銀座熊本館」、「ぐんまちゃん家」、「いわて銀河プラザ」も参加しました。今年は更に7月にオープンした広島県のアンテナショップ「広島ブランドショップTAU」も加わり、また、11月にアンテナショップがリニューアルオープンする茨城県は、「スワンカフェ銀座店」でのいばらき物産展と同時に開催、以上メイン会場のほか7ヶ所の各アンテナショップで同時にチャリティー頒布会を行いました。

メイン会場の西銀座数寄屋橋公園広場では、従来の北海道産の農産物が800袋、埼玉県産の農産物500袋、大分県産と熊本県産の農産物それぞれ200袋は北海道の袋詰めと一緒にして、計1300袋が用意されました。

頒布会場に隣接した西銀座イベントスペースでは、各自治体のPRブースを設け、観光・物産を紹介しました。また、それぞれのアンテナショップにおいても、高知県は、ナス、ショウガ、ゆず、土佐甘とうがらしなど特産品を200袋、沖縄県は、沖縄ならではの野菜を中心に200袋、山形県は、新米(つや姫)と柿など旬の味覚の詰合せ200袋、広島県は、みかんやレモンなどの詰合せ200袋、茨城県は、新米(コシヒカリ)、かんしょ、ピーマン、チンゲン菜の詰合せを200袋、群馬県はりんご3個入りを200袋、岩手県は、りんご、シイタケの詰合せに花束を添えて200袋と、ご当地の旬の農産物を用意していただきました。

当日は、朝からイベント日和の天候に恵まれ、上々のスタートでした。午前10時にはテントの設営も出来上がり、徐々にスタッフも集まり始めました。10時30分、北海道の農産物が到着し、数寄屋橋公園では、作業開始時間を前倒しして、早くも袋詰め作業が開始されました。

続いて埼玉の農産物も到着し、正午前には、生産地の方々、各店舗からお手伝いに来てくださった方々など、数寄屋橋公園内に集まった総勢80名近くが分担しながら、黙々と袋詰め作業に取りかかりました。一方で、恒例のお囃子の演奏も始まり、会場はますます盛り上がってきました。すでにこの時間には、頒布会を楽しみに来たというお客様も集まり始め、イベントの認知度も高まってきたと、嬉しく思わざるを得ませんでした。

いよいよ頒布会のスタートです。オープニングセレモニーを、メイン会場におきまして14時40分から開始いたしましたが、この時点ですでに長蛇の列。石倉悠吉理事長の開会宣言、小坂俊幸全銀座会代表幹事の挨拶に続き、小泉典久中央区副区長からご挨拶をいただきました。農産物を提供して下さった団体を代表して、広畑義久埼玉県副知事のご挨拶をいただき、関係者の紹介の後、募金箱への投入デモンストレーションで、チャリティーを開始しました。

お客様の列は延々と続き、次から次へと野菜の袋は手渡しされ、16時05分には頒布を終了いたしました。各アンテナショップ会場においても、開始前から長蛇の列となり、各会場では約10~30分程で、すべての頒布を終了いたしました。

また、終了後の懇親会では、各県の担当者の皆さんや、生産者の方々との意見交換の場も設けられ、今後の取り組みなど積極的な意見もいただき、今までになく有意義な内容であったと思います。年々イベントの規模が拡大する中にあって、各JAの関係者の皆様はもちろんのこと、アンテナショップと各自治体の方々のご協力があってこそ、このイベントは行えるのだと痛感いたしました。最後に、チャリティーで集まった収入金は、¥327,085-を地元の福祉事業と震災復興に役立てていただきたいと中央区へ、11月21日に石倉理事長より寄付いたしました。

 
アンテナショップ会場
「まるごと高知」
  アンテナショップ会場
「沖縄わしたショップ」
 
アンテナショップ会場
「おいしい山形プラザ」
  頒布会開始を待つ行列
 
アンテナショップ会場
「広島ブランドショップ「TAU」」
  スワンカフェ銀座店
「がんばっぺ!茨城 銀座スワン市」
 
アンテナショップ会場
「ぐんまちゃん家」
  アンテナショップ会場
「いわて銀河プラザ」

2.参加店舗によるオリジナルサービス

10月27日(土)より11月4日(日)までの9日間、約76店舗が参加して、来店のお客様に各店それぞれのオリジナルサービスを実施いたしました。
サービス内容やこだわり食材については、各店舗より情報提供をいただき、組合のHP等での具体的な紹介をいたしました。一部店舗の掲載にとどまりましたが、最近の傾向として食の安全・安心の観点から食材の産地表示をメニューに掲示するなど、イベントの趣旨にあった内容になるよう、参加店舗の協力が見受けられるようになりました。もちろん、従来通り、おもてなしのサービスや、国産野菜にこだわった特別メニューを提供するなど、お店ごとに工夫をしていただきました。
また、今年も、チャリティー頒布会で農産物提供の協力をしていただいている各団体の生産地の食材(北海道・埼玉県・高知県・沖縄県・山形県・広島県・大分県・茨城県・熊本県・群馬県・岩手県)を、積極的に参加店舗で使用することにより、イベントのテーマである国産農産物の優位性や食の安全をPRしていただきました。具体的には催事に先駆けて行った説明会にて各団体からのプレゼン、取引の紹介をいたしました。こちらも各店舗の自主性にお任せしましたが、これを機に、安全で美味しい良質の食材を使用するきっかけになったと思います。

3.ハッピープレゼント

上記と同様の期間・店舗において、総数620本の賞品が当たるハッピープレゼントを実施しました。
事前に参加店舗各店に当選賞品を振り分け、お客様にはその場で三角くじ引いていただき、あたりが出た方に賞品をお渡しする方法にて行いました。今までと実施方法が変わり、一部戸惑いもありましたが、全体としてはスムーズに実施出来ました。

参加店舗によっては、より多くのお客様に喜んでいただけるよう、オリジナル賞品を増やした店舗、はずれは次回使用できる割引券とした店舗など、店舗独自のサービスも加わり、概ね良い成果を得られました。また、その場でお渡しできない賞品については、送付先を確認した上、当選者にそれぞれの賞品を送付いたしました(11月下旬に発送完了)。
なお、当選賞品は以下の通りでした。

ぐるなび賞:ペアで行く有名旅館宿泊券…1本
群馬県四万温泉・四万やまぐち館賞:源泉かけ流し露天風呂付特別室ペアご宿泊券…1本
コートヤードマリオット銀座東武ホテル賞:スイートルームペア宿泊券…1本
ホテルグレイスリー銀座賞:ペア宿泊券…5本
明治座賞:2012年12月公演ペア観劇券…10本
サントリー賞:シングルモルトウイスキー「白州」…50本
サッポロビール賞:サッポロ黒ラベル1ケース…40本
アサヒビール賞:アサヒスーパードライブラック1ケース…10本
JCB賞:JCBギフトカード2千円分…100本
三菱UFJニコス賞:三菱UFJニコスギフトカード2千円分…100本
東京VISAカード賞:VISAギフトカード2千円分…50本
トヨタファイナンス賞:JCBギフトカード2千円分…50本
東京ガス/ライフバル賞:炊飯用土鍋「かまどさん」3合炊き…2本
   防水(キッチン)タイマー…50本
   フリクションボールペン…150本

 今年も全銀座会の催事の同時開催イベントとして、以上の催事を開催いたしましたが、銀座を取り巻く環境が刻々と変化している中にあって、今回12回目を迎えた当連合会の主催行事に、今まで以上に大きな期待と関心が寄せられていることをひしひしと感じました。組合員とそれぞれの店舗の協力による手作りのイベントではありますが、年々組合員同士の協力の輪が広がり、組合の結束への大きな原動力になっています。
 組合員のみならず、このイベントを機に、銀座のアンテナショップを通して、各自治体の方々とコミュニケーションが深まっていることも大きな成果です。また、今年は10月上旬に、IMF世界銀行年次総会の東京開催に合わせ、銀座の食文化を世界に発信するイベントも行いました。この2つの行事では、大きなテーマとして一貫して日本の食材の美味しさと安全性、国産農産物への理解を訴えました。
 今年の経験を生かし、今後も銀座料理飲食業組合連合会ならではの「美味しい銀座の9DAYS」を続けることで、全銀座の歴史の保存と発展に微力ながら寄与できるものと思いますので、関係各位の変わらぬご支援をお願い申し上げ、報告とさせていただきます。

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