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「美味しい銀座×食と農林漁業の祭典」結果報告書

 当連合会では平成26年10月25日(土)より11月2日(日)まで、“銀座は、安全でおいしい国産野菜・果物を応援しています”をメインテーマに、農林水産省が取り組んだ「食と農林漁業の祭典」に賛同するイベントとして、「美味しい銀座×食と農林漁業の祭典」を実施しました。
 具体的には、美味しい国産農産物チャリティー頒布会の開催、参加店舗においてこだわりの国産食材を使った国産メニュー百選を提供、特にそのこだわりの食材を使った銀座弁当を考案、販売することによって、国産農産物の安全性や美味しさを消費者にアピールいたしました。以下、ご報告いたします。

◆美味しい国産農産物チャリティー頒布会

 11月1日(土)は、恒例となりましたイベント「美味しい国産農産物チャリティー頒布会」を行いました。昨年同様「西銀座デパート」の協力により、会場を数寄屋橋公園内の宝くじ売場前から西銀座イベントスペースまで広げました。
今回は従来の内容を一新しての実施でした。従来アンテナショップで同時開催していましたが、今年はすべて数寄屋橋公園に集約、公園内に14道県のブースを設け、お客様が会場内を自由に見て回り、生産者さんたちのこだわりに直接接することができるような交流の場としました。
 頒布会場に隣接した西銀座イベントスペースでは、頒布会実施日までにこのイベントに参加したお客様には農産物プレゼント引換券をお渡しして、頒布会実施と同時間に北海道と埼玉県の野菜詰合せをプレゼントしました。
当日は12時のスタートに合わせ、朝からテントの設営を行い、9時頃から続々と各県の農産物が到着しました。11時には、生産地やアンテナショップの方々、各店舗からお手伝いに来てくださった方々など、数寄屋橋公園内に集まった総勢130名近くが集合、あとは開始を待つばかりとなりました。すでにこの時間には、頒布会を楽しみに来たというお客様も集まり始め、イベントの認知度も高まってきたと、嬉しく思わざるを得ませんでした。

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 12時となりいよいよ頒布会のスタートです。オープニングセレモニーを、会場内のステージにて開始いたしました。あいにくの雨天にもかかわらず、この時点ですでに長蛇の列。石倉悠吉理事長の開会宣言、谷澤信一全銀座会代表幹事の挨拶に続き、小泉典久中央区副区長からご挨拶をいただきました。農産物を提供して下さった団体を代表して、岩﨑康夫埼玉県副知事のご挨拶をいただき、関係者の紹介と続きました。
そして特別ゲストとして、このイベントをご支援くださっている農林水産省の山口靖外食産業室長からご挨拶をいただきました。

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 セレモニーも大詰めとなったところで、熊本県から「くまモン」が応援に駆け付け、セレモニーは大いに盛り上がりました。

セレモニーの後は、ご当地の野菜クイズをしながらの各県PRです。荒天の為に登場も危ぶまれましたが、先に登場したくまモンをはじめ、群馬県のぐんまちゃん、岩手県のそばっち、山形県のペロリンなど、ゆるキャラたちが会場に賑やかさを提供してくれました。
<ステージでの野菜クイズの様子>
<G.M.ナイルさんと銀座鍋>

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 そして、もう一つの新しい試みが「銀座鍋」の試食でした。今回は、G.M.ナイルさんとナイル善己さんの監修による、国産の美味しい野菜を使ったカレーテイストの鍋を限定200食ご用意して、チャリティー頒布にご協力いただいたお客様にご提供しました。
 荒天という悪天候ではありましたが、関係者やボランティアの皆さんの頑張りで、15時30分にはすべての頒布を終了いたしました。
 また、終了後の懇親会では、各県の担当者の皆さんや、生産者の方々との意見交換の場も設けられ、今後の取り組みなど積極的な意見もいただき、今までになく有意義な内容であったと思います。

 年々イベントの規模が拡大する中にあって、各JAの関係者の皆様はもちろんのこと、アンテナショップと各自治体の方々のご支援、そして会員の皆さんのご協力があってこそ、このイベントは行えるのだと痛感いたしました。
 最後に、チャリティーで集まった収入金は、¥200,000-を地元の福祉事業と震災復興に役立てていただきたいと、中央区へ11月19日に石倉理事長より寄付いたしました。

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銀座が選ぶ美味しい国産メニュー百選

 イベント期間中、約20数店舗がこだわり食材をエントリーして、来店のお客様に各店それぞれの一押しのこだわり食材を使ったメニューをご提供しました。
サービス内容やこだわり食材については、各店舗より情報提供をいただき、組合のHP等での具体的な紹介をいたしました。エントリー数は目標を下回りしましたが、食の安全・安心の観点から食材の産地表示をメニューに掲示することは最近の傾向でもあることから、イベントの趣旨にあった内容になるよう、参加店舗の協力と工夫が見受けられました。もちろん、特別なおもてなしのサービスや国産野菜にこだわった期間限定のメニューを提供するなど、お店ごとに工夫をしていただきました。
 また今年も、チャリティー頒布会で農産物提供の協力をしていただいている各団体の生産地の食材(北海道・埼玉県・茨城県・高知県・沖縄県・福井県・山形県・大分県・熊本県・長野県・群馬県・岩手県・鳥取県・岡山県)を、積極的に参加店舗で使用することにより、イベントのテーマである国産農産物の優位性や食の安全をPRしていただきました。こちらも各店舗の自主性にお任せしましたが、これを機に、安全で美味しい良質の食材を使用するきっかけになったと思います。

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美味しい銀座弁当

 今回で2回目の実施となった「銀座弁当」は、国産食材へのこだわりを弁当にして提供するというコンセプトのもと、11店舗の賛同を得て販売しました。
 店舗同士のコラボ弁当、アンテナショップとタイアップしご当地の食材を使った弁当、季節感あふれる期間限定の弁当、各店舗で人気のメニューを特別に弁当にしたものなど、多種多様の弁当が揃いました。
 具体的な弁当名は、以下の通りでした。
銀座寿司幸本店」製 : (山形県産食材を使った)つや姫ちらし寿司
つばめグリル」×「銀座木村家」製 : (山形県食材を使った)ハンブルグステーキサンド
木挽町辨松」製 : 山形県産食材を使った)つや姫を使った懐石弁当
煉瓦亭」製 : 元祖カツサンド
ナイルレストラン」製 : (岩手県産食材を使った)ムルギーランチ弁当
牡蠣Bar」製 : ジューシーカキフライと牡蠣塩むすび弁当
すき焼割烹 吉澤」製 : (山形県食材を使った)山形牛すき焼き弁当
寿司処銀座ほかけ」製 : ばらちらし
銀座天國」製 : 秋の味覚弁当
銀座福和」製 : (山形県産食材を使った)とらふぐ天丼
三笠会館」製 : (岩手県産食材を使った)三笠会館の唐揚げ弁当
販売期間は10月25日(土)から11月2日(日)という短い期間ではありましたが、少しずつ認知度も高まり、次につながるきっかけづくりとなりました。

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「JAPAN FOOD FESTA 2014」での活動

 農林水産省のメインイベントでもある「JAPAN FOOD FESTA 2014」への協力として、当連合会が作成したパンフレットにイベントの告知ページを掲載いたしました。
 また、オープニングセレモニーに石倉理事長が出席し、ゆるキャラとともに銀座のイベントの紹介をさせていただく機会を得ました。
 丸の内仲通りには、銀座ブースを設置させていただき、「銀座弁当」の販売とチラシを配布して、イベントのPRをいたしました。初日は悪天候の影響を受け、予定通りとならなかった反省点もありましたが、隣接地区での実施は良い経験となりました。

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催事における広報活動

イベントの成功の可否は、イベントの告知がどの程度実施できるかにかかっています。13年間の実績からある程度の認知度はあるものの、まだまだ努力不足でした。特に今回は実施内容に新たな試みも含まれており、今まで以上にイベント広報が重要と考え、以下の対応を行いました。。

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1)パンフレットの作成
2)組合HP、銀座オフィシャル(銀座の公式HP)によるイベントの告知
3)媒体への事前告知と取材の働きかけ
パンフレットは、会員店舗にて配布した他、近隣ホテルのコンシェルジュにも配布を依頼して告知を図りました。事前の告知を徹底することにより、当日は数社からの取材もあり、雑誌などでイベントの様子が取り上げられました。媒体へのきめ細かい対応がイベント成功には不可欠だということを実感しました。

 以上の催事を開催いたしましたが、銀座を取り巻く環境が刻々と変化している中にあって、今回実施した当連合会の主催行事に、今まで以上に大きな期待と関心が寄せられていることをひしひしと感じました。併せて当連合会の存在価値も非常に高まっていることも事実です。組合員とそれぞれの店舗の協力による手作りのイベントではありますが、年々組合員同士の協力の輪が広がり、組合の結束への大きな原動力になっています。組合員のみならず、このイベントを機に、銀座のアンテナショップを通して、各自治体の方々とコミュニケーションが深まっていることも大きな成果です。この経験を生かし、今後も銀座料理飲食業組合連合会ならではの「美味しい銀座」キャンペーンを続けることで、全銀座の歴史の保存と発展に微力ながら寄与できるものと思いますので、関係各位の変わらぬご支援をお願い申し上げ、報告とさせていただきます。

以 上

<参考資料>
Ⅰ チャリティー頒布会にて提供された農産物は、以下の通りでした。

 

都道府県 参加団体 頒布内容
1 熊本県 銀座熊本館 ヒゴムラサキ(2本入り)
2 茨城県 茨城マルシェ かんしょ(サツマイモ)
新米コシヒカリ
「茨城マルシェ」れんこん引換券
3 大分県 おんせん県おおいた情報館 カボス
乾椎茸
4 高知県 まるごと高知 ニラ
しょうが
5 鳥取県
岡山県
とっとり・おかやま新橋館 大山ブロッコリー「きらきらみどり」(鳥取県)
千両なす(岡山県)
6 長野県 銀座NAGANO りんご「シナノゴールド」(1玉)
えのきたけ
ぶなしめじ
7 福井県 食の國福井館 里芋
「越のルビー」トマトジュレ
「食の國福井館」ドリンク引換券
8 群馬県 ぐんまちゃん家 りんご「陽光」(2個)
9 沖縄県 銀座わしたショップ シークワーサー
10 山形県 おいしい山形プラザ 新米つや姫
りんご「ふじ」(1個)
玉こんにゃく引換券
11 岩手県 いわて銀河プラザ りんご「ジョナゴールド」
生椎茸
りんどう切花
12 福島県 やっぱ銀座だべ ミニトマト
しいたけ
きゅうり
13 北海道 JAきたみらい 男爵(ジャガイモ)
玉葱
赤玉葱
14 埼玉県 JA南彩
JA埼玉県中央会
小松菜
新米「彩のかがやき」
梨「新興」
きゅうり

 

<参考資料>
Ⅱ 「銀座鍋」で使用した食材は、以下の通りでした。

玉ねぎ 北海道産
にんにく 青森県産
人参 北海道産
鶏モモ肉 岩手県産
牛蒡 群馬県産
しめじ 長野県産
マッシュルーム 山形県産
れんこん 茨城県産 *アンテナショップ協賛
いんげん 千葉県産
厚揚げ 福井県産 *アンテナショップ協賛
こんにゃく 山形県産 *アンテナショップ協賛
里芋 福井県産 *アンテナショップ協賛
水菜 茨城県産

 

<参考資料>
Ⅲ 掲載記事「サンデー毎日」2014/11/18発売号より抜粋

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