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銀座料理飲食業組合連合会主催による「2011“美味しい銀座の9DAYS”」報告

当連合会では、平成23年10月29日(土)より11月6日(日)までの9日間、“銀座は、安全でおいしい国産野菜・果物を応援しています”をメインテーマに「美味しい銀座の9DAYS」を開催しました。具体的には、チャリティー頒布会の開催、各店舗においてこだわり食材や原材料の産地表示、オリジナルサービスなどを通じて、国産農産物の安全性や美味しさを消費者にアピールするとともに、以下の通り行事を実施しました。  

 

◆催事開催にあたって

   “安全でおいしい国産農産物のPR”をテーマにしていることから、この催事に協力して下さる国内各地の優良な国産農産物を会員店舗に紹介し、食材として取り入れることがまず第一と、会員店舗を対象に「美味しい銀座の9DAYS」説明会と各自治体・JA関係者による農産物のプレゼンテーションを、9月20日(火)に「音楽ビヤプラザ・ライオン」において開催しました。参加者は約50名、食材の説明は、今回の催事のチャリティー頒布会に農産物を提供して下さる、北海道のJAきたみらい、埼玉県のJA南彩、高知県、沖縄県、山形県、大分県、熊本県、群馬県、岩手県、茨城県とすべての各団体から、各々の地域の特性と食材を紹介いただきました。参加者の皆さんは、それぞれの食材に生かそうと熱心な様子でした。

1.国産農産物の100円チャリティー頒布会

 10月29日(土)、15時からは、恒例となりましたオープニングを飾るイベント、「国産農産物100円チャリティー頒布会」を行いました。今回も「西銀座デパート」の協力により、メイン会場を、数寄屋橋公園内の宝くじ売場前から西銀座イベントスペースまで広げました。  

 

昨年に引き続き、銀座エリア内にあるアンテナショップ「まるごと高知」、「沖縄わしたショップ」、「おいしい山形プラザ」、「おおいた情報館」、「銀座熊本館」、「ぐんまちゃん家」、「いわて銀河プラザ」も参加しました。今年は更に7月にオープンした茨城県のアンテナショップ「黄門マルシェ~いばらき農園~」も加わり、メイン会場のほか6ヶ所の各アンテナショップで同時にチャリティー頒布会を行いました。

メイン会場の西銀座数寄屋橋公園広場では、従来の北海道産の農産物が800袋、埼玉県産の農産物は更に数種類の農産物をご提供いただいた500袋、大分県産と熊本県産の詰合せ200袋、そして初参加の茨城県は、アンテナショップとメイン会場の2ヶ所で頒布したいという要望から、レンコン、かんしょ、レタス、水菜、大和芋などの詰合せ100袋ずつが用意されました。
頒布会場に隣接した西銀座イベントスペースでは、各自治体のPRブースを設け、観光・物産を紹介しました。岩手県からは、震災復興と元気な岩手をアピールするとともに、安全で美味しい岩手県産新米を配布したところ、多くの方から応援と寄付をいただきました。

また、それぞれのアンテナショップにおいても、高知県は、ナス、ショウガ、土佐甘とうがらしなど特産品を200袋、沖縄県は、沖縄ならではの野菜と果物の詰合せ200袋、山形県は、リンゴや柿など旬の果物ほかの詰合せ200袋、群馬県は県産野菜と県産小麦を使用したうどんの詰合せ200袋、岩手県は、いわて純情米、りんご、洋ナシの詰合せを300袋と、ご当地の旬の農産物を用意していただきました。

この日は、朝からイベント日和の晴天に恵まれ、上々のスタートでした。午前9時にはテントの設営も出来上がり、徐々にスタッフも集まり始めました。10時30分、北海道の農産物が到着、続いて埼玉の農産物も到着し、数寄屋橋公園では、作業開始時間を前倒しして、早くも袋詰め作業が開始されました。正午前には、生産地の方々、各店舗からお手伝いに来てくださった方々など、数寄屋橋公園内に集まった総勢100名近くが分担しながら、黙々と袋詰め作業に取りかかりました。一方で、恒例のお囃子の演奏も始まり、会場はますます盛り上がってきました。すでにこの時間には、頒布会を楽しみに来たというお客様も集まり始め、イベントの認知度も高まってきたと、嬉しく思わざるを得ませんでした。

いよいよ頒布会のスタートです。オープニングセレモニーを、メイン会場におきまして14時40分から開始いたしましたが、この時点ですでに長蛇の列。石倉悠吉理事長の開会宣言、小坂俊幸全銀座会代表幹事の挨拶に続き、矢田美英中央区長からご挨拶をいただきました。農産物を提供して下さった団体を代表して、広畑義久埼玉県副知事のご挨拶をいただき、関係者の紹介の後、募金箱への投入デモンストレーションで、チャリティーを開始しました。

お客様の列は延々と続き、賑やかさに包まれながら、15時45分には頒布を終了いたしました。各アンテナショップ会場においても、開始前から長蛇の列となり、各会場では約10~30分程で、すべての頒布を終了いたしました。

また、終了後の懇親会では、各県の担当者の皆さんや、生産者の方々との意見交換の場も設けられ、今後の取り組みなど積極的な意見もいただき、今までになく有意義な内容であったと思います。年々イベントの規模が拡大する中にあって、各JAの関係者の皆様はもちろんのこと、アンテナショップと各自治体の方々のご協力があってこそ、このイベントは行えるのだと痛感いたしました。
地道な活動ではありますが、銀座の繁栄と食の安全を訴えるための一翼を担うイベントとなるよう、引き続き努力を続けたいと考えております。
最後に、チャリティーで集まった収入金は、¥305,627-を地元の福祉事業と震災復興に役立てていただきたいと中央区へ、岩手県の応援ブースで集まった¥55,110-を岩手県へ、11月14日に石倉理事長より寄付いたしました。

 
アンテナショップ会場「まるごと高知」   アンテナショップ会場「沖縄わしたショップ」
 
アンテナショップ会場「おいしい山形プラザ」   アンテナショップ会場「ぐんまちゃん家」
 
アンテナショップ会場「いわて銀河プラザ」   アンテナショップ会場「黄門マルシェ~いばらき農園~」

2.参加店舗によるオリジナルサービス

10月29日(土)より11月6日(日)までの9日間、約80店舗が参加して、来店のお客様に各店それぞれのオリジナルサービスを実施いたしました。
サービス内容やこだわり食材については、各店舗より情報提供をいただき、組合のHP等での具体的な紹介をいたしました。一部店舗の掲載にとどまりましたが、最近の傾向として食の安全・安心の観点から食材の産地表示をメニューに掲示するなど、イベントの趣旨にあった内容になるよう、参加店舗の協力が見受けられるようになりました。もちろん、従来通り、おもてなしのサービスや、国産野菜にこだわった特別メニューを提供するなど、お店ごとに工夫をしていただきました。
また、今年も、チャリティー頒布会で農産物提供の協力をしていただいている各団体の生産地の食材(北海道・埼玉県・高知県・沖縄県・山形県・大分県・茨城県・熊本県・群馬県・岩手県)を、積極的に参加店舗で使用することにより、イベントのテーマである国産農産物の優位性や食の安全をPRしていただきました。具体的には催事に先駆けて行った説明会にて各団体からのプレゼン、取引の紹介をいたしました。こちらも各店舗の自主性にお任せしましたが、これを機に、安全で美味しい良質の食材を使用するきっかけになったと思います。

3.ハッピープレゼント

上記2.と同様の期間・店舗において、総数340本の賞品(ぐるなび賞:ペアで行く有名旅館宿泊券…1本、コートヤードマリオット銀座東武ホテル賞:スイートルームペア宿泊券…1本、ホテルグレイスリー銀座賞:ペア宿泊券・・・5本、明治座賞:‘12初春公演ペア観劇券・・・10本、グルメ賞:銀座で使えるハッピー食事券・・・50本、東京ガス賞:ガスファンヒーター・・・3本、アサヒビール賞:アサヒビール商品1ケース・・・100本、サッポロビール賞:サッポロ黒ラベル1ケース・・・40本、サントリー賞:ウイスキー「山崎10年」・・・50本、JCB賞:JCBギフトカード・・・40本、東京VISAカード賞:VISAギフトカード・・・20本、トヨタファイナンス賞:JCBギフトカード・・・20本、が当たるハッピープレゼントを実施しましたところ、総計7,906枚の応募がありました。  
  催事終了後、厳選なる抽選を行い、当選者にそれぞれの賞品を送付いたしました(12月初旬に発送完了)。今回も、お礼の電話やお葉書を多くいただき、大変良い感触を得ました。

※今年も全銀座会の催事の同時開催イベントとして、以上の催事を開催いたしましたが、銀座を取り巻く環境が刻々と変化している中にあって、今回11回目を迎えた当連合会の主催行事に、今まで以上に大きな期待と関心が寄せられていることをひしひしと感じました。組合員とそれぞれの店舗の協力による手作りのイベントではありますが、年々組合員同士の協力の輪が広がり、組合の結束への大きな原動力になっています。組合員のみならず、このイベントを機に、銀座のアンテナショップを通して、各自治体の方々とコミュニケーションが深まっていることも大きな成果です。また、今年3月に発生した東日本大震災により、甚大な被害を受けた岩手県をはじめ、震災と原発の影響により、国産農産物はあってはならぬ風評被害を受けており、銀座の繁栄のみならず、被災地と国産農産物への理解と応援も、今回の大きなテーマとして催事を遂行いたしました。今年の経験を生かし、今後も銀座料理飲食業組合連合会ならではの「美味しい銀座の9DAYS」を続けることで、全銀座の歴史の保存と発展に微力ながら寄与できるものと思いますので、関係各位の変わらぬご支援をお願い申し上げ、報告とさせていただきます。

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