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多くの人に愛されるくつろぎのレストランの極意~「三笠会館」~ 

銀座の三笠会館といえば、誰もが知っている満足度No.1のレストランです。
今日の食事は、和食にしようか、フレンチにしようか、中国料理もいいな、
と迷った時には、まずは「三笠会館」へお越しになれば、
どんな気まぐれな胃袋でも大丈夫!
ここのレストランなら、きっと美味しい食事に出会えます。
ここ「三笠会館」の若き後継者、常務の谷 辰哉(たに たつや)さんにお話しを伺いました。

まずは、推薦者である「カリオカ」の星原さんから。

「谷辰哉さんとは西並木通り会及び銀実会を通して大変親しくさせて頂いています。
実は高校・大学時代の同級生!お互い知り合ったのは社会に出てからでしたが…。

音楽や自動車レースなど多趣味な辰哉さん。

最近お子様が生まれたばかりで幸せ一杯。
いつもは無口な方ですが、お子さんの話になると饒舌になります!
まだまだ知らない面がたくさんあるのでは!?
今回のインタビューでもっと辰哉さんのことを知りたいです。」

では、谷さんの知られていない、意外な面をお伺いしましょう!
三笠会館 谷辰哉さん
先ずは、他にはなかなか無い業態「多業種レストラン」を銀座で行う事になった経緯をお聞かせ下さい。
「三笠会館は元々かき氷屋からスタートしました。
昭和40年頃に現在の形となり、海外との交流の中で大きく展開する様になっていきました。銀座は戦後すぐに発展し、外国人も多く、文化の発祥地でしたから、創業者は食文化を通じて銀座や日本に対して何か発信できないだろうかという思いでやってきたと聞いています。
業種を展開するにあたり、世の中の新しいニーズを意識し、常にいろいろな取組みと工夫をしてきました。
立地については、会社の発展と、新たなお客様との出会いのために、銀座以外の鵠沼、市川、新宿、池袋などの地域へ出店しました。」

バール等「新業態」はどの様にして生みだすのでしょうか?
「私共では、イタリア、フランス、スペイン、アメリカ、中国等の海外研修を実施しております。
その際の現地での体験を基に、日本ではどうか、銀座ならばどうなるかと
常にお客様の側に立ち、どういう使い方をしていただけるか考え抜いて、三笠会館だからこその「おもてなし」を実現させるようにしています。
例えば、本場イタリアのバールではバンコ(立ち飲み)の利用が一般的ですが、銀座のお客様に置き換えてみて、席が必要だと判断し座席のボリュームを増やした店舗にしました。

ところで、なぜ「三笠会館」という屋号なのでしょうか?
「屋号すらはっきりとしない時代もありましたが、グリル三笠や三笠商事と名乗った記録が残されています。
創業者は奈良から東京へ飛び出してきましたが、やはり何か故郷の香りを残したいという想いから、奈良の三笠山の文字をいただいただそうです。」

今のお仕事に繋がる様な飲食関連の思い出は何かありますか?
「子供の頃から台所が好きで、見よう見まねで料理をしていました。
ある日、自分で料理した物を「美味しい!」と言ってもらった時に料理を作り喜びを知り、今でも料理をします。
私共の業態のひとつである「AGIO」が出来た頃、私は高校生で、お店で出すペペロンチーノを作ってみたのですが、何度やっても上手く出来ませんでした。
後になり、塩だけの味付けの料理は難度の高いことがわかり、なるほどと思いながら、料理の奥の深さを知りました。」

この店は銀座のシンボル的存在でもありますが、何か接客で心掛けていらっしゃることはありますか?
「著名な方もお越しいただくのですが、そういった方々の中には自然な接客を好まれる方とそうでない方とがいらっしゃいます。
三笠会館では他のお客様と区別すること無く、どなたに対してもお客様のお気持ちを慮る接客を心掛けております。」

これからの銀座、これからの店作りでお考えになっていることはありますか?
「厳しい経済情勢の中ではありますが、銀座で店を続け、発展させていくことが大切です。
銀座に新しく出店する方の中には既存店に対するライバル意識が強く、方向性は少々異なる方もいらっしゃるようですが、たとえライバル店でも良い店を展開してくれれば銀座の街全体のプラスになると考え、排除するのではなく協力して一緒にやって行きたいと思っています。
また、これからの店については、ここは本店ではありますが、古いものをただ繰り返しているだけではお客様に飽きられてしまいますので、昔からの良さを残すためにも、新しいシステム等を取り入れていく必要があると考えています。
三笠会館グループ内の店舗同士の競争原理をしっかり働かせ、常に新しい提案をすることに挑戦していきます。
そして、お客様がお使いになるシーンを思い描き、喜んでいただけるような店を作っていきたいと思っています。」

終始、ポーカーフェイスの谷さんでしたが、
これからの店づくり、銀座への思いは、やはり熱いものがありました。
老舗の風格に、若いパワーと英知が加わった三笠会館も楽しみですね。

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