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松阪牛の美味しさを銀座から世界へ ~銀座「吉澤」~ 

ご紹介者:「維新號」 鄭 彬(てい あきら)さん
 吉澤のご兄弟のうち、お兄様の直樹さんとは銀実会を通じて知り合って以来、銀座のいろいろなお店へお連れいただいています。
 勤務が赤坂だったこともあり、当時は銀座に馴染みがなかったので、実質の銀座デビューをさせていただいたかたちですね。
 e59089e6bea4e58584e5bc9f1空手をたしなんでいる雰囲気そのまま、銀座を語る口調もアツイ!兄貴。
 さわやかイケメンの弟さんと両輪で吉澤の精肉部門と飲食店部門をささえています。

 

 厳かな店構えの玄関を入ると仲居さん数名とおかみさんまで総出でお出迎え。
 通された二階のお座敷にてインタビューに答えてくれたのは吉澤の若大将ご兄弟。

 

まずはお店の歴史からご紹介ください。

 創業は昭和2年。精肉店を銀座1丁目で開業したのが始まりです。
この銀座で松阪牛を広めていくために作ったお店で、祖父の名前が“一一”と書いてかずいちと言ったので、松坂肉牛協会の指定店11号の店舗として営業をしました。(←語呂合わせです。)

 

松阪牛と言えば今やブランド牛のナンバーワンですね

 始めは伊勢牛(いせうし)といっていたものです。
 そのうちの特に優れた肉牛が“松阪牛”として広まり、特に東京、そしてこの銀座で評価されたことが日本国内のみならず世界中で名声を勝ち取るきっかけになったのは間違いありません。

 

 

そのきっかけが吉澤さんだったのですね・・・・すき焼き
 一端を担ったことは確かだと思っています。祖父と父は協会の副会長を務め(会長は代々松阪市長)松阪牛の普及に尽力いたしました。
 その後3丁目にも店舗を構え、現在の飲食店がスタートして、すきやき・しゃぶしゃぶ・ステーキの提供が始まったわけです。

 

お二人にとって銀座とは・・・

 昔も今もまさに日本の商売の象徴であり、ここが元気ないと日本中が不安になる、そんな存在ですね。
 ブランドとしての銀座は、歴史あるものはもちろん、新しい流れにも常に日本中から注目されていると思います。

 

長い歴史のあるお店ですが、今後も守っていきたいものは何でしょう

 ズバリ!肉へのこだわりですね。それは生産者の厳選、えさは何を食べているのか・・・
 そして扱うのはメス牛のみ、しかも月齢30カ月以上としています。
 これは冬を乗り越えるごとに素晴らしい脂肪がつくからなんです。

 

 

 繁殖農家の誕生させた牛を、優秀な肥育農家の「人」による独自のノウハウによって素晴らしい牛に成長させ、出荷していく。
 この肥育に関して松阪は秀逸の技術と経験を持っているということで、松阪牛は松阪で生まれたわけではないんですね。

 

 

そしてこの素晴らしいお肉を“吉澤のやり方”にのせて提供していく。

 

 

 すき焼きそれは・・・
 管理については、「冷蔵庫は水冷に限る」ということ。水冷なら肉の熟成が進むのです。
 料理については「板前さんの卓越した技術」。
 そして提供方法は、「仲居さんのつきっきりのサービス」。熟練の仲居さんが、お召し上がりになる全ての段取りをサポートします。
 この3軸がスクラムを組んでいるからこそ、お客様の満足を得られていると思っています。

 

ここで話題をお二人の子供時代に移して、

“食の原点”といったことについてお聞きしたいのですが・・・

 実は父はお肉より魚好きで、食卓には魚やよせ鍋などがよく出ましたね。
 ただ、やはり肉が登場するとたまらなく嬉かったのを覚えています。
 うちのお肉はとにかく美味しかった~!
 食の原点といえばやはりお肉ですね!

 

 

 しゃぶしゃぶでは、ごまだれとポン酢を混ぜて使うのが最高。
 このスタイルは今のお店でも推奨しています。 

 

最後にこれからのお店の展開について

 現在、築地と銀座の店舗があります。
 築地は小売店ですので、新しいことをいろいろ試すことができます。
 銀座は本丸ですから今まで築いてきたスタイルをぶれないように守っています。
 もろみ焼きこの両輪がかみ合うようにしていい形で展開していきたいと考えています。
 例えば築地で当店の素晴らしさをカジュアルな形でまず知ってもらい、ハレの日に銀座をご利用いただくとか。
  あとランチは比較的いろいろ試せる機会ですので、銀座の店舗でも「薄切りステーキ」「ハンバーグ」「もろみ焼き」などを提供しています。

 

 
  

 和牛は日本の“文化”ともいえる素晴らしいものです。
 吉澤でその素晴らしさを多くの方に知っていただきたいと思います。

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