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石原理事長の『ひとりごと』 泰明小学校の卒業生 Vol.3

この「ひとりごと」という題名が、なかなか面白いでしょう?とはいえ、私自身がよくひとりごとを言っているかというと、どうかなあ、と思います。ですから、みなさんにお聞かせする上手なひとりごとになっているかどうかは分かりませんが、お暇な折りにでもお読みいただければ幸いです。

石原理事長の『ひとりごと』Vol.3
泰明小学校の卒業生
私は昭和5年、1月生まれですから、今年で77歳になりました。うちのこの店(銀座やす幸)も創業74年を迎えます。銀座生まれではありませんが、銀座育ちです。小学校1年生の途中から、泰明小学校へ転校して入りました。
当時は小学校でも男子クラス、女子クラスと分かれていまして、男女が一緒に机を並べることはなかったのですが、私が入った「二組」は男女共学でした。というのは、当時私は身体の弱いやせっぽちの少年で、二組はそういう“ほりゅう蒲柳のしつ質”の子どもたち、言い換えれば身体の弱い病気がちな子どもだけを集めた学級だったのです。勉強よりもまず身体を創って、元気に登校できるようにという方針だったのでしょう、よく運動場で遊びました。

私はいまでこそこんなに身体も大きく健康そのものですが、その頃はやせた可愛らしい小学生だったんですよ。泰明小学校のおかげで、健康に学校生活を送れるようになったのかもしれません。
当時の級友たちは約40名ほどいましたか。最近ときどきクラス会をやりますが、集まるのはだいたい20名ほど。小学校卒業が昭和17年(1942年)ですから、ちょうど戦争が激しくなる時期にあたります。そのため地方に疎開したり、戦後の混乱で消息が不明だったりで、行方が把握できない級友が数多くいます。もしこのひとりごとをお読みになって「私も同級生」「うちの親父がそうだった」などと、お心当たりのある方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせください。

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