人の話を聞いていて、「まさにその通り！」と膝を打ちたくなることがあります。

「ボクはねえ、歳を取ることなんか、恐くないんだ。周りがどんどん変わっちゃうのが辛いねえ」

こう言ったのは泰明小学校の二年後輩の同窓生。3丁目で商売をしている経営者です。
説明を聞いて「あ、なるほど」と、思いました。
その彼が言うには、だんだん歳を取ってくると、腰が痛い、字が見えない、っていろいろ愚痴をいう人がいるけれど、そういうことは気にならない。
だってそれは自分の変化だから、自分でどうにでもできるから構わない、と。
でも問題は周りがどんどん変わること。「バスだって、地下鉄だって、これだもの」と見せてくれたのがあのカード“パスモ”というやつです。
開発してくれる人は便利なように、と考えているのでしょうが、新しいカードの使い方をいちから新しく覚えるのがどんなに大変か、ちょっと想像してみてください。
「周りが変わるのが、困っちゃう」。ねえ？いい言葉でしょう。